空想魔学小説 - Imagination Novel

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プロローグ この見出しを編集

本編 この見出しを編集

中心点
1.カシブの確認
2.移動
3.HP確認

1.北へ
1.北東へ
2.北西へ
3.中心点へ戻る

2.南へ
1.南東へ
2.南西へ
3.中心点へ戻る

3.移動をやめる

北東
マーゼン島
マーゼン島探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここマーゼン島へと降りた。マーゼン島……。情報によると、この島は、かつてリリバット族という小人の国だった。陽気な一族は、とても平和にくらしていたという。カイムスンハマ建国までは…。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、森の木陰に小さな神殿を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。
結局、今回の探索では、このマーゼン島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。
エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.アバロニア島へ
2.喜びの島へ
3.移動をやめる

アバロニア島
アバロニア探索日誌
私は黄金郷を発見するため、ここアバロニアへと降りた。まだ、超神創造説がしんじられていたころ、人々は必死になってアバロニアという名の島を探した。超神の与えし『禁断の果実』が眠るという神話を信じて……。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、青き宝玉だった。
メサ・リクセン
黒貴族が一人、青魔幻ブルーの玉を手に入れた

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.マーゼン島へ
2.アイアイエ島へ
3.移動をやめる

北西
キロ島
キロ島探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここキロ島へと降りた。キロ島……。帝都パラメキアのメルトダウンにさえ、何一つ影響を受けなかった島…。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた…。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、赤き宝玉だった。
メサ・リクセン
黒貴族が一人赤魔幻レッドの玉を手に入れた

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.喜びの島へ
2.ラストログ島へ
3.移動をやめる

喜びの島
喜びの島探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここ喜びの島へと降りた。喜びの島……。女神ベルレアの支配していたと云われる、一つの理想郷。それも、カイムスンハマ建国が始まると、死の荒野となってしまった…。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を持っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、黒き宝玉だった。
メサ・リクセン
黒貴族が一人黒魔幻ブラックの玉を手に入れた

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.キロ島へ
2.マーゼン島へ
3.移動をやめる

南東
アイアイエ島
アイアイエ島探索日誌
私は黄金郷を発見するため、ここアイアイエ島へと降りた。アイアイエ島…。言い伝えによると、この島は、世界で初めて女性が誕生した場所だという。しかし、それはまだ、超神創造が信じられていた時の話…。魔学全盛の今となっては、夢物語にすぎない。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、絶壁に小さな神殿を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に『青く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を持っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。
結局、今回の探索では、このアイアイエ島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。
エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.ポセイドンへ
2.アバロニア島へ
3.移動をやめる

ポセイドン
ポセイドン探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここポセイドンへと降りた。ポセイドン……。海神の名をとって名付けられた島。いや、本来は、海神も名付けられた側なのだ。古の魔法国家ポセイダムから…。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『黒く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
「何なのだ、ここは!?
扉の奥には、長い通路がのびている。危険を感じた私は、いったん飛空挺に戻り、メインクルーを連れてきた。そして、万全の用意をして、扉の奥からのびる地下通路の探索を始めた。

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.アイアイエ島へ
2.バルニバービンへ
3.移動をやめる

南西
バルニバービン島
バルニバービン探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここバルニバービンへと降りた。バルニバービン…。正式には、バルニバービニムスクレスリア島という。人は生きることのみに、その限りを持たず大昔、破壊の限りを尽くした民族の長が、この島の洞窟に残したメッセージである…。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『青く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、白き宝玉だった。
メサ・リクセン
黒貴族が一人、白魔幻ホワイトの玉を手に入れた!

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.ラストログ島へ
2.ポセイドンへ
3.移動をやめる

ラストログ島
ラストログ島探索日誌
私は、黄金郷を発見するため、ここラストログ島へと降りた。ラストログ島……。情報によるとこの島は、かつての人類が、終焉の時を迎えた場所であるという。かつての人類…。我々も、いずれ終焉の日を迎えるときがくるのだろうか………。
島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、地下空洞に小さな神殿を発見した。中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見した。カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。
扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。
結局、今回の探索では、このラストログ島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。
エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した

1.島を探索
2.中心点へ移動

3.隣接する島へ移動
1.バルニバービンへ
2.キロ島へ
3.移動をやめる

GAME OVER この見出しを編集

ものすごい衝撃が船内をかけめぐる。それとともに、船内の全ての警報装置が、さらに大きな悲鳴をあげた。
「ハイマン、どうしたっ!
すでに、グローリアは降下体制をとっている。墜落するのは時間の問題だろう…。
「魔道エンジン、出力低下っ!!!
それでも、ハイマンは必死にカジをとっていた。しかし、それに応えることもなく、グローリアの落下速度は上がっていく……。
「だ、ダメです!これ以上、機体がもちません!
「こ、ここまで来ておきながら…。くそぉぉぉぉぉっっ!

パターン1
黄金郷
かつて、いく人もの冒険者たちが挑み、そして断念していった楽園。その所在は、いまだ不明である…。

パターン2
操縦室へも、炎の手がまわってきた。燃え盛る炎に包まれ、目の前が真っ暗になっていく…。私の冒険もここまでのようだ…。
薄れゆく意識の、私は…。
1.すまない父さん。もうダメだ…。
2.黄金郷を目前にしてっ!
3.みんな、ふがいない船長ですまない…。
4.給料あげ

戦闘 この見出しを編集

「本船に接近する物体があります!……。パラメキアの戦術飛空艇と識別されました!
「総員、戦闘準備!!
「了解!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空挺、デスサイズ級です!
「デスサイズ…!あの新鋭船が、すでに完成していたとはな…。

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ガレオン級です!
「ガレオン…!敵は、大型飛空艇だ!気を引き締めていけ!!
「了解!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空挺、ルーディック級です!
「ルーディック…!敵の旋回能力に注意しろ!

「船長、指示を!!
1.迎え撃つ
「敵船隊に対して、攻撃を行う!
「了解!!
船内に緊張がはしる!
「砲撃準備!
1.魔キャノンで攻撃(HP50使用)
「総員、衝撃に備えろ!!主砲、撃てぇぇぇぇっ!!
放った攻撃が、命中する!
「敵船に、命中!!敵船隊は、混乱しています!
「よし、このすきに、戦線から緊急離脱!被害を最小限に抑えろ!
「了解!!

しかし、放った攻撃は、敵船を横切っていく!
「攻撃、はずれました!!
「砲撃手、何やってんの!!!
「状況立て直せっ!!
「熱源、来ます!!!
「総員、衝撃に備えろ!
敵の放った攻撃が、グローリア号に命中する!
「直撃っ!!
「状況立て直せっ!!

2.魔シンガンで攻撃(HP20使用)
「カノン、砲撃用意!外すなよ!
「了解っ!!
「副砲、撃てぇぇぇぇっ!!
放った攻撃が、命中する!
「敵船に、命中!!敵船隊は、混乱しています!
「よし、このすきに、戦線から緊急離脱!被害を最小限に抑えろ!
「了解!!

しかし、放った攻撃は、敵船を横切っていく!
「攻撃、はずれました!!
「砲撃手、何やってんの!!!
「状況立て直せっ!!
「熱源、来ます!!!
「総員、衝撃に備えろ!
しかし、敵の放った攻撃は、船を横切っていく!
「助かったか!?
魔道エネルギーの束が操縦室をかすめた。あれが直撃していたらと思うとゾッとする…。
「よしっ、状況立て直せっ!!

3.攻撃中止

2.防御からの戦闘離脱
「前方より、熱源!!敵の攻撃、来ます!!!
かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!
「ひるむなっ!
「防御成功!これより、戦線から、離脱します!

「敵の攻撃、来ます!!!かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!
「ひるむな!
「防御成功!でも、ダメです!逃げきれません!!

「熱源、来ます!!!
「総員、衝撃に備えろ!
しかし、放った攻撃は、船を横切っていく!
「助かったか!?
魔道エネルギーの束が操縦室をかすめた。
あれが直撃していたらと思うとゾッとする…。
「よしっ、状況立て直せっ!!

3.回避からの戦闘離脱
「敵の攻撃、来ます!!!
「助かったか!?
魔道エネルギーの束が操縦室をかすめた。あれが直撃していたらと思うと、ゾッとする…
「回避成功!これより、戦線から、離脱します!

「敵の攻撃来ます!!!
かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!
「ひるむな!
「回避失敗!ダメです!避けきれません!!

「熱源、来ます!!!
「総員、衝撃に備えろ!
敵の放った攻撃が、グローリア号に命中する!
「直撃っ!!
「状況立て直せっ!!

「何とか、逃げきったようです。
辺りに、飛空艇らしきものは見られない。魔道レーダーにも反応していないようだ。

「そうか!!アブドル、被害状況は!?

「こちら、アブドル。被害状況は、以下のとおりだ。
居住区破損!修理のため、50HPを使用するぞ。

サブプロペラ破損!修理のため、100HPを使用するぞ。

砲撃台破損!修理のため、300HPを使用するぞ。

メインプロペラ破損!修理のため、200HPを使用するぞ。

「飛行に関しては、何ら支障はないはずだ。
「そうか、修理頼むぞ。よし!ハイマン、最大船速ですすめ!
「了解!!

「敵船隊から、逃れるため、一時、中心点まで戻ります。
「了解だ。リッツァー、警戒をおこたるなよ。
「はい!

回答 この見出しを編集

「よし、これで4つの玉、全てがそろったぞ!後は、封印の岩戸を探すだけだ!
疲れのみえていた船員たちにも、笑みが戻ってきている。再びグローリア号を発見(進)させた。
残す旅も、あとわずか!「封印の岩戸」を探すだけだ。そして、そこには数多くの冒険者、さらに、父さんも見ることのできなかった「黄金郷の財宝」が眠っているにちがいない!!!
そのとき、かなりの衝撃がグローリア号を震わせた。船内中の警報装置がけたたましく鳴っている。
「爆発?またかっ!?各員、持ち場に戻れ!リッツァーは、索敵を急いでっ!
「りょ、了解!!
爆発音とともに、再び衝撃がはしる。そして、魔道波によってグローリア号に送られてきた音声が、船内に響いた。
「そこの飛空挺に告ぐ。私は、帝国パラメキアの戦略飛空挺第3師団長の、キンブレス准将だ。メサ・リクセン第8師団長。貴公には、反逆の罪で束縛状がでている。すみやかに、その飛空挺ごと投降しろ!さもなくば、次は、全面的な攻撃を行う。これは、注意ではない、警告である!
「キンブレス・コアリーズ…。パラメキア戦略飛空挺、全12師団の中で最も冷酷非道な男か…。
「どうします、船長!?敵飛空挺、15隻…。どれもガレオン級の大型船です。とても、勝ち目はありません!!!

1.投降する
「リッツァー、魔道波を放出してくれ。
「了解…。
魔道波。魔道エネルギーを、ある特殊なレンズを通すことで、特定の周波数を作り出すことに成功した魔道波技術…。近年、様々な用途が発明されている。無線による対話もそのうちの一つだ…。
「私は、メサ・リクセン元第8師団長。これより、投降する…。
「船長!!!
いつのまにか、周りを船員に囲まれていた。そこには、怒り、悲しみ、といった感情がうずまいている
私は、連絡パイプに顔を近づけた。そして、船内のみに伝わるよう音声レベルをさげる。
「船長のリクセンだ。これより、パラメキアに偽装投降する。船速10ノーツで敵船隊中心へ進路をとり、私の合図とともに船速500ノーツまで緊急加速。敵リーダー船に突撃する。砲撃隊は、各自の砲座につけ。機関隊も、準備。
「船長っ!
「ハイマン、戦闘開始後はすきをみて戦線から離脱しろ。どのみち、このままでは勝てん。
「了解!
「リッツァー、この辺りにまだ敵の残存部隊が潜んでいるはずだ。魔道レーダー、最大望遠で探せ!
「了解!!
「アブドル、例のものを用意してくれ。
「がってんだ!
「カノン、いくぞ!
「いきましょう!!
「ほほう……。素直に投降するとは。さすが、パラメキアの師団長というところか…。部下を守るとはいい心がけだが、まだまだアマイな。そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?
「師団長、攻撃の準備整いました。
「よし、ヤツらに気付かれるなよ。…………。ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。皇帝陛下の、理想実現のために…
「船長、敵船隊、主砲射程範囲に入りました。
「まだだ。ぎりぎりまで近づけ!…………。…………。…………。…………。………。今だ!グローリア号、最大出力で突進!!
「大変です!グローリアが突進してきます!!
「なにィぃぃぃぃ!おのれ、メサ・リクセン!!全船、攻撃開始!!!

2.攻撃する
私は、連絡パイプに顔を近づけた。そして、船内のみに伝わるよう音声レベルをさげた。
「船長のリクセンだ。これより、パラメキア船隊に攻撃を仕掛ける。砲撃隊は、各自の砲座につけ
「カノン、聞こえるか?
「はいっ!
「魔道砲の使用許可をだす。敵船隊、後方の密集しているところへ打ち込め!
「りょ、了解!!
「ハイマン、戦闘開始後はすきをみて戦線から離脱しろ。どのみち、このままでは勝てん。
「了解!
「リッツァー、この辺りにまだ敵の残存部隊が潜んでいるはずだ。魔道レーダー、最大望遠で探せ!
「了解!!
「アブドル、いくぞ!
「がってんだ!
「ほほう……。やる気のようだな。さすが、パラメキア師団長というところか…。その勇気、いい心がけだがまだまだアマイな。そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?
「師団長、こちらも攻撃の準備整いました。
「よし、ヤツらに気付かれるなよ。…………。ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。皇帝陛下の、理想実現のために…。
「船長、敵船隊、主砲射程範囲に入りました。
「よし!攻撃開始!!!

3.逃亡する
「リッツァー、後方にあるのは、雨雲だな?
「そうです。かなり大きな積乱雲です。
「よしハイマン、緊急逆発進で雲の中に入れ。
「しかし、船長!あの雲は積乱雲です!ヘタをすると、こちらも雷の直撃を食らってしまいます。
「ヘタをしなければいいのさ。
「じょ、冗談でしょう?
「最悪の状況の時、それは、往々にして冗談に聞こえるものさ。
「せ、せんちょう………。
「師団長、敵船はどうやら前方の積乱雲に入るようです。
「ほほう……。相手も必死なのだな。その勇気、いい心がけだがまだまだアマイな。そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?
「師団長、追撃しますか?
「ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。皇帝陛下の、理想実現のために…。よし、主砲、発射!
「はっ!!
「前方より、熱源!
「ダメだ!回避できません!!
「総員、衝撃に備えろ!!!
「くっ!船体は、大丈夫か…??
「せ、船長、敵が追撃を仕掛けてきました。
「どうだ、ハイマン。振り切れそうか?
「さ、さぁ。がんばってみますけどね…。リッツァー、索敵急いで!!
「は、はいっ!!
「ここまで来たんだ。絶対にやられるな!!!!!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空挺、ガレオン級です!
「敵は、パラメキアの師団長だ!気を引き締めていけ!!

「船長、指示を!!
1.迎え撃つ
「敵船隊に対して、攻撃を行う!
「了解!!
船内に緊張がはしる!
「砲撃準備!
1.魔キャノンで攻撃(HP50使用)
2.魔シンガンで攻撃(HP20使用)
3.攻撃中止

2.防御からの戦闘離脱
3.回避からの戦闘離脱

「よし、魔道砲にエネルギー充電!!戦線から離脱しつつ、魔道砲を発射する!
「了解!エネルギー充電のため、船内の魔胱の運転を一時停止します!
「エネルギー充電、80!
「エネルギー充電、90!
「総員、対閃光、対ショック防御!
「エネルギー充電、100!!
「魔道砲、撃てぇぇっっっ!!!
「何だ!?あの光は!?
「ものすごい魔道エネルギー量です!!
「まさか…。魔道砲なのか!?魔道砲を、すでに、完成、させて、いたのか…。
「敵リーダー船、消滅確認!
「アブドル、船内に異常は!?
「どこにも見当たらんっ!
「よし、全速力で、戦線より離脱する!!!
「アブドルさん。
「ん?どうしたんじゃ、カノン?
「さっき、敵の隊長が言ってましたけど、師匠って、パラメキアの将校だったのですか?第8師団長とかって……。
「…………。そうじゃよ。かく言うワシも、帝国の機関士だったのじゃ。リッツァーもハイマンも、この船のクルーの大半はそうじゃったよ…。
「で、では何故、追われているのです!?味方だったのでしょう!?
「いろいろあったのじゃよ……。
「機関長!点検、終了しました!
「うむ、今行く。じゃ、またな、カノン。
「あっ、アブドルさん…。

「ここは…、神殿の裏口か!?
地下通路をしばらく進んで行くと地上にでた。どうやら、神殿をはさんで、この島の裏側に出たようだ。
「船長、あの丘はどうですか?あそこだったら、この辺りを一望できるでしょう。
というハイマンの提案に、我々は丘に登ることにした。
「まさか!?
父の残してくれたメモの、ホンの端に描かれていた奇妙な紋章。この丘から見下ろした風景は、まさしくその紋章だったのだ。森の一角に、ぼっかりと空いた草原の空間。そこで、不自然に繁っている雑草がその紋章を形取っていた。
私はあわててメモを開き、そのページに目をやった。紋章中心に記された小さな印…。ふもとまでかけ降りると、さっそく紋章の中心へと行ってみる。そこには、奇妙な形をしたこぶし大の大きさの石が無造作に転がっているだけであった。
手に取り、注意深く石を見てみると、石の表面に鍵穴を発見した。
「こんな石ころに鍵穴が?
不思議に思いながらも、カシブを鍵穴に差し込んでみる。なんと、ピッタリとはまったではないか。そして、ゆっくりと鍵をまわした。
その瞬間!石ころは、カシブとともに砕け散った。そして、その中から淡い緑色をしたきれいな石がその姿を現した。
「こ、これは!?
『キセキ』は、なおも続いていた。
真上に昇った太陽からの光の全てを吸い取るかのように。石が辺りの光を集め始めた。そして、先程までいたあの丘の一点へ向けてその光を放出したのだ。一本の光線となった、その光に導かれるように我々はその場へと急いだ。
光は、この場を指している。
「こんなところに、いったい何があると……。
調べようと、岩肌に触れた瞬間!その部分の岩は左右にスライドし、薄暗い洞窟が姿を現した。
「そうか!これが伝説の岩戸!ここに『黄金郷カイムスンハマ』の財宝が眠っている!!!
「いきましょうぜ、船長!
「やりましたねっ!!
「船長、さぁ、はやく入りましょう!
「師匠!ささ、はやく!!!
積み上げられた金銀財宝を思い浮かべながら洞窟へ入った我々を待っていたのは…、広い空間の中央に置かれた宝箱、ただ一つであった。我々は注意深く開けた。その宝箱の中には一枚の手紙があった。
「よくここまでたどりついたな私の子供達。金銀の財宝がないからといってがっかりするんじゃない。ここを発見するまでの数々の冒険、そして仲間達。それこそが真の財宝だ。
これを準備するのは大変だった。4つ玉の伝説、カイムスンハマの伝説、あれは全て私の作った空想の話だ。世界中に広めるのはさすがに苦労したがな。最後に。私の人生最大のジョークに付き合ってくれてありがとう。
サテラ・リクセン」
サテラ・リクセン…。亡くなった、私の祖父ではないか!!ということは、私も父も、この老人の狂言に付き合わされたことになる。怒りよりも、脱力感でいっぱいだ。
その場に崩れこんだ私を、リッツァーが支えてくれた。
「すまない、みんな。祖父の狂言に、付き合わせてしまって。この4年近く、何度、命にかかわるような危険な目にあわせたのか、わからない……。すまない……。本当に、すまない……。
「そんな、船長。黄金郷が、空想の物語だったのは、ちょっとくやしいけど…、いままでの冒険が無駄だなんて一度も思ったことありませんわ。
「そうですよ。さぁ、グローリア号に戻りましょう。また、次の旅へと旅立ちましょう!
「ふ〜〜む。となれば、また、このアブドル様もいそがしくなるな。
「師匠!僕もついていきますからねっ!!
「ありがとう、みんな。でも、他のクルーたちには、内緒にしておいてくれよ。でなければ、嫌われてしまう…。では、行こうか!!
「了解!!!
黄金郷…。かつて、いく人もの冒険者たちが挑み、そして断念していった楽園。その物語も、夢と終わってしまった。しかし、この先も、多くの冒険家が黄金郷を求めて旅をするだろう。それが、これまでに
「船長!エンディングの途中すみません!!これをみてください!この手紙、まだ続きがありますよ!
「なんだと!?
「追伸。この手紙の入っていた宝箱を思いっきり回しなさい。人生最大のジョークに付き合ってくれたお礼に、人生をかけて集めたものをプレゼントしよう。
カイムスンハマより愛を込めて」
「宝箱を回せ!?
私はその通り宝箱を回した。すると、洞窟中の壁が崩れ始めた。崩れてくる岩壁!その衝撃と、砂ぼこりで、とても目を開けていられる状態ではない。
そして、しばらくして、目を開けたとき、洞窟内の壁は全て、金に変っていたのだ・・・。

そして
黄金伝説は蘇る