=町での出来事―パーティの始まる前=
  バハムート達召喚獣一行はリンドブルム城でパーティをすることになった。もちろん 
  シド大公も一緒に。 
  アトモス「はあ・・・・・・・・・・。バハムート達は今頃城でパーティやってるん 
  だろうなあ・・・・・・・・・・。はあっ・・・・・・・」 
  兵士「どわっ・・・・・・・」 
  町人「こっりゃたまげたもんだあ・・・・・。」 
  アトモスは町人たちの人気者になってしまったようだ・・・・・・。 
  アレクサンダーも町に入れず困っていた。 
  アレクサンダー「むむっ・・・!」 
  ある盗賊がスリを働いていた。 
  アレクサンダー「ゆ、許せん・・・!!」 
  アレクサンダーの攻撃は町を一切壊さずに盗賊を襲った! 
  盗賊「ぐわっ・・・・・・・・」 
  アレクサンダーの声が盗賊の心の中に響いた。 
  アレクサンダー「おまえは盗みを働いたな?今から返して謝ってくるのなら許すがも 
  し謝らなかったら・・・・・・・・・」 
  盗賊「ヒ・・・・・わ、わかりました。か、返します。謝ります・・・・」 
  アレクサンダー「それと条件だ。二度と盗みを働くな。」 
  盗賊「へ、へい!わかりやした!!」 
  アレクサンダーの説得はなんとか通じた。 
  その頃・・・・・リンドブルム城では・・・・・・ 
  シド「今日はバハムート君のために豪華な食事を用意した。皆で食べたまえ。アレク 
  サンドリアのシェフが作ったおいしい料理じゃぞ。」 
  カーバンクル「シドさ〜ん。」 
  シド「ん?カーバンクル、なんじゃ?」 
  カーバンクル「アレクサンダーさんとアトモスさんはどうするの?入れないから食べ 
  れないよ。」 
  オーディン「カーバンクル、それは簡単だ。俺達が食べ終わったら持ってけばいいん 
  だ。」 
  イフリート「いや兄貴、あの大食らいにはちっとやそっとじゃ足りないだろうよ。」 
  シド「その事は心配無い。ワシが作った小型飛空挺何機かで運べば大丈夫じゃ。」 
  リバイアサン「フッ・・・・・・。どうせあの底無しっ腹のアトモスの奴だ。10機 
  くらいに乗せて運んでやっても一瞬に無くなるだろう・・・・・・」 
  召喚獣とはいえ性格とかがちゃんとある。 
  子供で気の弱いカーバンクル、キザなリバイアサン、冷静なバハムート、熱血のイフ 
  リート、冷徹なシヴァ、老いた老人のラムウ、正々堂々戦うオーディン、勇気のある 
  フェニックス、慎重なマーディン、大食らいのアトモス、悪を許さないアレクサン 
  ダー、正義が常のアークである。 
  リバイアサン「まったく・・・・。シドさんも私をこんなところに呼んでどういうつ 
  もりですか?バハムートのパーティなんかに・・・・」 
  バハムート「貴様になんと言われようが私は気にしない。ライバルのおまえを呼んだ 
  方が良いと思ったからだ・・・・。」 
  リバイアサンはかなりキザだ。そんなリバイアサンをバハムートはかなり嫌ってい 
  た。ライバルともいえるが会うとすぐ口喧嘩→口論→喧嘩・・・である。そんな二人 
  に対し他の召喚獣達はというと・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  カーバンクル「いくら何でもパーティー会場のお城で喧嘩なんかしないで下さいよ! 
  二人とも!」 
  イフリート「喧嘩するほど仲が良いとは言うが・・・・・いくらなんでもこういうと 
  ころではやめろ・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 
  シヴァ「昔からですね・・・・・・。彼達の喧嘩は・・・・・・」 
  ラムウ「ワシも若い頃を思い出すわい・・・・・・・・・・・・・・・。」 
  オーディン「シドのおやっさん、アトモス達に送ってきたか?」 
  シド「今兵士たちにつませて運んでるからすぐ届くであろう。」 
  フェニックス「私達の食事はまだなんでしょうか?」 
  マーディン「そうだ・・・・。もうそろそろ食いたくなったし・・・・・・・・。」 
  アーク「二人とも、食事にするから喧嘩はストップ!」 
  城内の食事はかなりさわがしくなった・・・・・・・・・・そのころ・・・・・・町 
  では・・・・・・・ 
  アトモス「おお!!これはシドおじさんが特別に注文してくれたトアレクサンドリア 
  料理だ!!!」 
  アレクサンダー「こ、これは幻のグランドドラゴンのしゃぶしゃぶ!!タレはスペ 
  シャルデラックスオイスターソース!!!」 
  アトモス「しかも!!80人前!!!!」 
  アレクサンダー「よし!!そこの兵士!!プラグにコンセントを差し込め!!よし! 
  !アトモスよ!!食うぞ!!!」 
  普段真面目なだけあって食い物になると人格が変わったようになる、
  アレクサンダー・・・・・・・ 
  アトモス「おおっ・・・・・やはりこれは伝説のグランドドラゴンのしゃぶしゃぶ! 
  !この味!!!」 
  ちなみにグランドドラゴン80体を一瞬で倒したのはクイナ・クエール・ベアトリク 
  スであるらしい・・・・・。 
  パーティー会場では・・・・・・というと・・・・・喧嘩はおさまったものの口も聞 
  かなくなった・・・・・二人。 
  「おやおや皆さんごそろいのようですね・・・・・・・。」 
  オーディン「トット殿!!」 
  アーク「トット先生・・・・。久しぶりですな。」 
  ラムウ「トット殿・・・・・。三年ぶりじゃな。」 
  バハムート「ご元気そうでなによりです。」 
  トットは実はこの4人(?)の召喚獣と外にいるアトモスの知人である。もちろん他 
  の召喚獣達はトットの事を知らない。 
  トット「おや?アレクサンダーさんが見えませんね・・・。」 
  バハムート「彼は城に入れないので外で待機してます。」 
  トットはアレクサンダーの知り合いどころではない。同じような仕事をしている職場 
  仲間の友達みたいなものだ。アレクサンダーはあれで科学者になれるだけの知識を持っている。だから
  アレクサンダーはこの頃そういう関係の事をやり始めた。 
  シド「では全員そろったところだしパーティーを始めるか!!」 
  こうしてパーティーは始まる事になった。 

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  次回をご期待下さい。 
  次回 
  「パーティー始まる!!」