=召喚獣達のパーティー=
バハムートは国を破壊し、閉ざされた大陸近辺を低空飛行していた。
それは次の主を探すためだった。
バハムートは山の近くにある村に召喚士のエネルギーを感じた。
バハムート「あの村には召喚士のエネルギーが多く感じられる。
私の主になるべき者はいるであろうか・・・・・・・。」
そしてバハムートは確かめるためにその村に降りようとした。だがその時!
バハムート「!?・・・・・バカな・・・・・・・。
召喚士のエネルギーが・・・減っていく・・・・・・・・・・・。」
その村は魔物に襲われていた。
バハムート「わ、私の主はどこに、どこに行けばいるのであろうか・・・・・・・・・。」
バハムートは霧の大陸を探した。だが霧の大陸には召喚士のエネルギーを感じられるもののさほど大きい物ではなかった・・・・・。
ふと気付くと後ろに何者かの気配を感じた。
バハムート「何者!!」
振り返るとそこにいたのは炎の化身イフリート!
バハムート「イフリートか・・・・・・・。」
イフリート「俺にはあんたが落ち込んでるのを見るのがしゃくなんでな。」
バハムート「余計な心配はしなくていい。」
イフリート「・・・・・・・・・・・・。オーディンの兄貴も心配してますよ。」
バハムート「・・・・・・・・・・・・・。」
イフリート「また来ますから。」
バハムート「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
バハムートはイフリートに対して一言も返事を返さなかった・・・・・・・・・。
そしてその後にまた気配を感じた。
オーディン「ふう・・・・・・・おまえらしくないな・・・・・・・。バハムート・・・・・・。」
バハムート「オーディン・・・・・・。
同じ召喚獣だとは言え余計な心配は・・・・・・・・・。」
オーディン「アーク様に占ってもらったんだがな
俺もおまえも近いうちに主ができるだとさ・・・・・・・。」
バハムート「アーク様は私のことを心配しているのか・・・・?」
オーディン「ハア・・・・・・・。仲間は心配するだろ?」
バハムート「・・・・・・・。恐くないのか?おまえは。」
オーディン「はは〜ん。お前、人間たちに自分が悪用されるとでも思ってるのか?」
バハムート「お前は・・・・・・・・恐くないのか?」
オーディン「恐いさ・・・・・・・・。何よりも自分の強さに・・・・・・・・。
自分が本気を出せば・・・・・・
一つの国が崩壊するんじゃないかと思って・・・・・・・・。」
バハムート「私も先程一つの国を崩壊させてしまった・・・・・・・・。」
オーディン「アレクサンダー裁判長のアレク裁判にやられっぞ。」
バハムート「あの方はアーク様より強いのか・・・・・・・・?」
オーディン「まさかバハムート、
おまえアレクサンダー裁判長を倒そうとでも思ってるのか?」
バハムート「一瞬考えてしまった・・・・・・。」
アトモス「アレクサンダー様に口答えをすると私が吸い込むぞ。」
オーディン「冗談だよ。冗談!!」
バハムート『オーディン・・・・今のは冗談なのか?』
ラムウ「ワシもお主を応援しとるぞ。」
バハムート「どうされたのですか?ラムウ老師。
普段はあまり外出なされないじゃないですか・・・・・。」
ラムウ「なんじゃ。知らんかったのか?
今日は召喚獣全員でパーティーをする約束じゃろ。」
バハムート「・・・・・・・。そうでしたね。」
ラムウ「開催目的はバハムート、お主の主ができたことの祝いじゃぞ。」
バハムート「ですが私の主はまだ・・・・・・・・・」
ラムウ「まだエネルギーは小さいがその者は子供じゃ。
16歳くらいになればかなりの使い手になるじゃろう。」
バハムート「では会場へ急ぎましょう。」
ラムウ「会場はリンドブルム城じゃ。貸切で使わせてもらうことになったぞ。」
ラムウ「先に行ってくれ。後から他の者と一緒に行くぞ。」
そしてパーティー会場リンドブルム城特別室には
シヴァ・イフリート・ラムウ・アレクサンダー・オーディン・バハムート・リヴァイアサン・
カーバンクル・タイタン・フェニックス・マーディンの計11体の召喚獣が集まった。
そしてアトモス、入りきれなかったため欠席。
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こうしてパーティは始まる事になった。
この続きは、次回「リバイアサンとの敵対関係!」で。